白ひげ先生の 心に響く 歌唱指導の言葉がけ 音楽之友社

音楽之友社から「白ひげ先生の 心に響く 歌唱指導の言葉がけ」が発売になりました。

白ひげ先生の 心に響く 歌唱指導の言葉がけ 音楽之友社 販売価格 2376円

音楽之友社
白ひげ先生の 心に響く 歌唱指導の言葉がけ【音楽書】

『教育音楽・小学版』の連載を書籍化。「白ひげ先生」こと蓮沼勇一教諭(暁星小学校)の歌唱・合唱指導の特徴は、アイディアにあふれた独自のメソッドもさることながら、子どもたちの心に響き、歌への前向きな気持ちを育む言葉がけ。
ユーモアと含蓄に富んだ言葉は、歌唱指導に留まらず子どもたちの生活習慣や人間性を育て、ひいては大人にとってもコミュニケーションや生き方のヒントになる。
発声や姿勢など基礎的なテクニックの指導方法を中心にしつつ、コンクールやステージでの心構えの指導なども含み、小学校低学年から中高生・一般合唱団まで、幅広い世代への合唱指導で役立てられる。
また、子どもの人間性を優しく育てる指導言の数々は、小学校学級担任にも有益。

はじめに

第1章 気持ちづくりの章
歌唱活動につながる、あいさつの指導「あいさつは、心をこめて丁寧に」
気が散って、歌に集中できない時「○くん?」
座る姿勢、立つ姿勢を正したい時「両足を床につけて座りなさい」
1人で歌うことに挑戦させたい時「上手でなくてもいいんだよ」
不必要な質問が殺到する時「君はどうしたらいいと思う?」
子どもを叱る時「恥ずかしいという気持ちを、絶対に忘れるな」
先生が間違ってみせ、謝ってみよう「ごめん!先生が間違えちゃった」
できないことを見つけ、できるように指導しよう「今はできなくても大丈夫だよ」
子どもたちに見せる、聴かせるもの「子どもだからこそ、よいものを」

第2章 声づくりの章
怒鳴り声を、きれいな歌声にしたい時「小さい声で歌ってごらん」
声が小さい時「ひみつ練習を教えてあげよう!」
歌詞が聴き取りにくい時「話すように歌ってみよう」
低い声しか出ない時「低音の魅力だね!」
音色が揃わない時「双子のように歌おう!」
変声期の子どもたちに話したいこと「大人の入り口、おめでとう!」
階名唱をする前に「『ドレミファソラシド』とは、なんだろう?」
ハンドサインを使ってみよう「クイズです。声に出さず、心の中で歌います!」

◎コラム白ひげ先生のメッセージ

第3章 曲づくりの章
選曲の時、先生が自分自身に問うこと「この曲は、子どもたちを成長させるか?」
歌に表情がない・歌声が暗い時「一緒に歌うことを楽しもう!」
つられる時「つられるなんて、素晴らしいじゃないか!」
音程が整わない時「できないことも楽しもう!」
ハーモニー(和音)が整わない時「2つの音が融け合おうとしているかな?」
パート分けのコンセプト「臨機応変に、1人ひとりのよいところが活きるように」
表情記号から表現をつくる時「これはどういう質のmfか?」
指揮を見ることを学ばせたい時「みんなで歌うことは、みんなでつくり上げるということ」
子どもたちのリーダーを選ぶ時「投票した自分も責任をとれるか?」
ステージに向けて「つくり上げてきた曲を、あの人に届けよう!」
コンクールに参加してみよう「コンクールで、真剣勝負を経験しよう」

終章
合唱や音楽でこそ学べることとは
生き生きした教師でいるために

おわりに

蓮沼勇一 著
【判型・頁数】 B5・112頁
【発行年月】 2014年8月
【ISBNコード】 9784276321571

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